瓢箪墨ができた

あけましておめでとうございます馬正月

温かな元旦とともに2014年がやって来ました。
また一年、tarrie wooとのんびりお付き合いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

クリスマスあたりから、ご馳走を詰め込まれたお腹が
じわじわと膨れてまいりまして、
体が重ーく、だるーくなってきたような・・。
冬はただでさえ体がコチコチに固まりがちです。

これはもう、とにかく

「無駄に動く」

しかない!

便利さよ、つかの間さらば。

無駄に動くとは、時間効率の悪い動きをあえてすることです。
たとえば、、、
お風呂の残り湯を、リサイクル・ウォーターとして洗濯やトイレ等に使う。それもバケツで!
掃除は、掃除機使用を極力避け、箒と雑巾がけでぴかぴかに。
片付けモノは、あえて、まとめない。いっぺんにでなく、思い出しながら数回に分けて。

こうすれば、手足を動かす回数がより増えて、
体全体が温かくなり、代謝が良くなるはず。

Viva、逆走生活。
(暇じゃないけど)
暇そうに
無駄にぶらぶらするのは、
体のことを考えると
結構いいことなのかもしれません。

そういえば、
小さい子どもは、じっとしてませんね。
無駄が多そうな動きばかりしている。
でも、きっと理由があるんでしょうね。
だから、重たそうに見えないのか?

さて、
本日は仕事始め。
唐突に瓢箪墨を作ることに決定!
天気が良く風も無く、空気が乾燥して絶好の日和ですから。

瓢箪墨は、陶芸の絵付に使う墨で、
器に同じ柄をいくつも描きたい場合、
この墨を使って、薄い和紙に筆で柄を写し取り、
器に転写して使います。

私が窯業学校に通っていたころは、
瓢箪墨と同等に使われていた「桐灰」(昔のカイロ灰)を
購入することができましたが、
現在では、簡単に手に入らないようになりました。
窯業地では、自分で作るのが当たり前!
みたいなところがあって、絵付を専門にされている
窯元さんや、絵付修行中の方々等は、
独自に作られているようです。

右も左も???な墨作り初心者は、
なにはともあれ、Let's Google!

墨(炭)作りと検索すると、書道に使う墨の作り方から、木炭の作り方、
小学生の自由研究で扱われるような身近なものを炭にする方法と様々です。
炭焼きは、酸素の少ない状態で、炭にしたいモノを加熱していきます。
例えば、こんな具合です。

ブロックやレンガで囲いを作ったなかに、
小枝や木の幹(廃材でもOK)を入れて、火をおこす。
炭にしたいモノ(乾燥させた木の実とか木片など)は、まずアルミホイルで覆い、
釘で穴を開けた蓋つきのスチール缶に入れ、蓋が開かないよう針金で縛る。
囲いの上に金網を載せ、その上に缶を置いて加熱する。

これだけなら、そんなに難しくなさそう?です。

でも、
どれくらい焼けばいいんでしょ?
火加減はどのくらい??

検索をさらに続けます。
すると、
松ぼっくり炭にする小学生の体験授業と、
絵付研修されている方のブログのなかに
参考となる情報がありました。
焼き具合は煙の色でチェック。
時間は大体1時間くらい。
ひとまず、安心です。

さあ、それでは、瓢箪墨作り開始!


一.瓢箪の準備
よく乾燥させた瓢箪をアルミ箔に包んでスチール缶に詰めます。
瓢箪は、瓢箪細工の店でB級品を買っておいたものです。
どうせ焼いちゃうものですから、見てくれは構いません。
墨作り01


二.スチール缶の準備
釘で蓋と缶の底に穴を開けます。
墨作り02

瓢箪を入れて蓋を閉め、焼成中蓋が開かないように針金で縛ります。
墨作り03


三.竃の準備
地面に穴を掘ってレンガを立て、薪を組んでおきます。
墨作り04
薪にする木々は、以前庭木の整理をしたときに取り貯めておいた幹や小枝(よく乾かしたもの)と、
不要になったウッドデッキの木片などを使うことにしました。


四.火をおこす
組んでおいた薪の隙間に、新聞紙を軽く詰めて火をつけます。
新聞は適宜足してゆきます。ある程度火の上る量が多くなると、
薪に火が移り、徐々に燃え始めます。薪にしっかり火が回ったところで、
レンガの上に金網を載せ、その上にスチール缶を置きます。
墨作り05
すでに、白い煙が缶の穴から出てきています。火がちょっと強いようですね。


五.火の調整
レンガをさらに一段積み上げ、火のあたり方を調整します。
スチール缶から出る煙は、白から黄色に変り最後には何も出なくなります。
出なくなったら、終了です。
墨作り06
火が安定してきたら、大きめの木片を一つ二つ入れます。
小枝や細めの幹をたくさん入れるより、炎の上がり方が緩やかでゆっくり焼けます。


六.終了間近
焼き始めから一時間をまわったところです。
このまま火が落ちてくるのを待ちます。
墨作り07
薪(火)のコントロールは、マニュアル・カーの運転に似ているような気がしました。
自分の手からすべてが伝わるような感覚です。


七.焼けちゃったかも?!
さて、さて、どんな焼き上がり具合でしょう?アルミ箔を恐る恐る開いてみると、、、。
ずいぶんギラギラしているように見えますが、大丈夫でしょうか?
一応「炭」にはなっているようですが。
墨作り08


八.瓢箪炭完成!にしてしまおう
すべて黒焦げの炭になりました!瓢箪の中に入っていた種も真っ黒こげです。
ひとまず、成功と言っていいことにする?イェィ。
墨作り09


出来上がった瓢箪墨は、これから細かく砕き、乳鉢で延々と擂り込んで粒子を細かくして使用します。
中・小あわせて7個の瓢箪からできた炭は、およそ25gほど。小さくなっちゃったもんだ!
 

作品展、ぶじ終了いたしました。

東京より田舎の暮らしに戻ってまいりました。
数日家を空けただけなのに、
青々とした田んぼの若稲や
緑深まる山里の清冽な空気が
懐かしく感じられました。

いま、
店番猫のふわふわとずっしりした重みを
膝の上に感じながら、
心と体をリセット中です。

「じきに染めつけ展」には
たくさんの方々にお越しいただき、
心より感謝申し上げます。

展示会場で
お客様とお話をさせていただいたり、
作品を手にとりご覧いただいいている
お客様を眺めたり、
今回も貴重なコミュニケーションの
機会を得ることができました。

作品展のときは、
いつも引きこもりのような
作業生活から一転して
エイっ!と人と会話する世界へ
飛び込むのですが、
おしゃべりモードへ助走している間に
ショウが終ってしまうことが多く、
毎回、こちらの気持を
上手くお伝えできなかった様な気がして、
少しばかり心残りを感じます・・・。
なにか良い方法を見つけないといけませんね。

来年も新緑の深まるころに
皆様にお会いできることを祈って、
これからも制作に励みたいと思っております。

また、お会い出来きますよう!

『じきに染つけ展』、はじまりました。

お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄り下さい。6/2(日)までやっています。

個展の様子

東京西荻 shop & gallery FALL 
phone/ 03-5856-0522
open/ 12:00-20:00

作品展、まもなく。

毎年新緑の深まる時期といえば、西荻FALLさんでの個展。
5/29(水)から6/2(日)までの5日間、お茶イヴェントも交えながら催します。

今年のテーマは、磁器に染付。花、虫、動物をいろいろ描いてみました。

お時間ございましたら、ぜひお出かけ下さい


個展01


個展02


個展03

磁器の湯呑作り(つづき)

つく:世の中には、心をぐっと摑む生き物がいるものです。

作りて:ネコは永遠。イヌもいい。ウサギだってふわふわ。
だけど、今回はおこじょ!そしてヨーロッパ十姉妹!
描いているうちに、ウキウキしてくるんですもん。
おこじょといえば、10代の頃、家にテンがいました。
姉所属でしたが、一緒によく遊んだものです。
このテンは我が家に来たときすでに白内障のおばあさんでしたが、
ナント!妊娠しておりまして、最後の出産を我が家で向かえ、
2匹の子どもが生まれました。怪獣です。それもクサイ肉好きの怪獣。
なかなか警戒心が強く、餌やりのときはしゃーっと威嚇しまくってました。
でも、かわいかったですねぇ。クサイけど。ツメ痛いけど。

おこじょ湯呑1
おこじょは、目が命。

つく:ヨーロッパ十姉妹は、気になり始めているときに
近所で見ちゃったんですよね。

作りて:もう、やばいです。虜です。
ウツクシーイ!ああいう斑入り(白黒)の鳥は、結構大好きなんです。
小さい頃から見慣れていたせいでしょうか。
前に飼っていたローラーカナリアの面影もあり(目と嘴)、
これは描かねばという気持になりました。


ヨーロッパ十姉妹湯呑1
白黒はっきりしていても、グラデーションは大事。小鳥の愛らしさを見せる秘訣といえましょう。

ヨーロッパ十姉妹湯呑2
グラデーションは、ダミは最低三回。何度もぼかしていくと、綺麗な濃淡が生まれます。
そのためにも線描き(骨描き)はしっかりと。

ヨーロッパ十姉妹湯呑


つく:それから、もちろんネコも作りました。ちょっとおいら似の目。

作りて:ふわふわしてるけど、顔しっかり。となるよう、気をつけてみました。


ネコさん湯呑
ネコもやっぱり目が命。

おこじょ湯呑他


作りて:ひたすらひたすら描き続けて、あっという間に1ヶ月、2ヶ月と時間が過ぎ、
最後の焼成では、天気とあたらしい釉の焼け具合に普段より気を使い、
結構しんどかったなぁという印象です。でも、焼き上がりをみたら、安堵と感謝の気持で
いっぱいになりましたよ。最後まで焼けてくれて、本当によかった。

つく:いまごろ、東京や鎌倉のお店でいろんな人たちと出会っていることでしょう。

作りて:そうなってると嬉しいです。


:これらの湯呑に出会えるお店:
FALL(西荻窪)
子猫堂(板橋)
shironeko(鎌倉)
OHASHI(中野)



 

磁器の湯呑作り

風呂上りのつく


つく:湯上り姿で失礼いたします。

作りて:おっ、身を清められたのですね。

つく:あんまり頻繁に入っちゃいけないんですけど、
今年はじめてのブログなので。

作りて:さすがー。

つく:では、では、さっそくはじめましょう。


たくさんの湯呑


作りて:これは、秋も終わりに近づいた頃のできごとですね。

つく:100個、200個、、、と作り貯めて、素焼きまでこぎつけたところ。
でも、この中にも使えないやつがいましたよね。

作りて:絵を描く前にわかったもの、途中まで描いてわかったもの、
いろいろありました。のちに、絵付け後、うっかりアクシデント!
なんていうのもあって。最後まで焼いてみないとわかりません。

つく:ほんとに。

作りて:どんな仕事でもそうですが、「下準備」ってだいじですね。
ちゃーんと手を抜かずそろえるものを揃え、時間を選ぶ。体調も整えておく。
絵付け作業についていえば、暇な時間があれば絵具を摺っておく。午前中の
明るい時間に、細かい作業を済ませる。決まった時間にきちんと休憩をとり、
ストレッチ体操を行うなど。以前は、夜遅くになっても作業を続け、
やり切ってしまうこともありましたが、たいてい、そういう時は失敗や
やり直しがついてきました。いまは次の日のことを考え、夜の時間を
早朝にまわしてます。

つく:今回の絵付けで、いいなぁと思ったのは「蜂と王冠の湯呑」。
あのハチは、昨年夏の終わりから秋にかけて作業場に出入りしていたやつでしょ?

作りて:そうそう。最後は窓辺で命尽きた。ハチはいろんなのが迷いこんでくる。
ほっぺたに激突したのとか、箱の中に隠れちゃったのとかいろいろでした。
でも、あの姿は立派ですよねぇ。鎧みたいで。

つく:かっけー。です。

作りて:見込みの部分に、描けるのか?!?!と下描きしだしてから、
冷や汗かいたんですけど、何とか手が動いてよかったです。
この湯呑、絵付けするのに一番時間がかかりました。思いがけず。

つく:いつものことだね。

作りて:・・・・・。


蜂湯呑1
仲立ち紙で、模様を写し取る。

蜂湯呑2

蜂湯呑3
クロワッサンみたいなお尻。

蜂湯呑4
焼けたら、こんなになりました。



敬老の日のお手伝い

つく:
もうすぐ敬老の日ですにゃ。

作りて:
「お祝いどーしよっ?」って季節が
またやってきましたねぇ。

つく:
秋ですから、栗でお祝い。

作りて:
素朴でマイルドな雰囲気です。
家族みんなが集まって、
静かに盛り上がれたら
最高だと思います。

つく:
お年寄りは、
いろいろ食べて、持って、知っているので、
「いつもありがとう、元気でいてね」って気持を、
それぞれの方法で、素直に表すのが
一番いいと思うんだにゃ。

作りて:
同感。

つく:
皆さんが気持を伝えるのに、
ターリー・ウーがお手伝いできることを
ちょっと考えてみたんです。

たとえば、、、

お酒好きのおじいちゃんへ
ぐい呑み+手作り健康酒を送る。

おてがみの例:
言っても聞いてもらえないかも知れないけど、
お酒は一日一杯にして欲しいです。
これからも、もっといっぱい元気に遊んで暮らしてほしいからね。
できたら一週間に2回か3回は、自家製の健康酒を送るので、
それ一杯で我慢してみてください(最初は、1回でも可)。
一緒にぐい呑みも送ります。


あるいは、、、

お茶や紅茶を愛するおばあちゃんへ
お薬を飲むときにも使える湯呑カップを送る。

おてがみの例:
おばあちゃんは、美味しいお茶を見つけるのが上手だね。
いつもはじめての味を教えてくれてありがとう。
今日は湯呑みを送ります。お薬も飲める小振りな器です。
たくさん持っているから、増えちゃって困るかも知れないけど、
いらなくなったら、私が責任持って面倒みますのでご安心を。
いっしょに最近私が気に入っているお菓子も入れておきますね。
今度お会いするときに、またオススメのお茶を教えてください。



作りて:
皆さんの想いにお手伝いとしてのお茶碗を添えて表現しては、
ということですね。

つく:
そのとおりですにゃ。
どーしよう?と思い悩んだときに、
ひょっとすると、こんな手が効くかもしれません。
(あんまり時間はありませんけれども・・・)











自主トレの結果

こんなふうになりました。

使ったのは、唐津白土と自作の乳白釉2種。
乳白のうつわたち


乳白のリキュールグラス


手捻りの強みと弱点

+1.お試し作りに向いている
+2.粘土と道具が節約できる
+3.少量作りたいときに向いている
+4.細かい作業や形の微調整がしやすい

−1.粘土が締まりにくい
−2.大量に作ると時間がかかる


つく:
去年の計画停電で懲りて、
「電動ロクロ使わなくても出来る方法」を
考えるようになったんだにゃ。

作りて:
そう。なんだか頭にこびりついちゃった…。
夏は、電気つかうと、よけい暑く感じるなー。
つかわないで簡単に作れる方法って言ったら
てびねり?それから板作りか?

つく:
てびねりや板作りでバチッとキマる器できたら
カッコイイぞにゃ

作りて:
うん。うん。
涼しくなったら、もうすこし頑張りまーす。