ニョロニョロと呼ばせたい

彼岸が過ぎると9月もあと僅か。

 

店頭に並ぶ野菜はひときわ秋の彩りが豊かになって、
やはりまず目に止まるのがリンゴ、栗、ぶどう、
そしてキノコだ。

 

千葉の緑豊かな里山は、(当たり前だが)農産物に事欠かない。
人の数よりも野菜の方が多いのじゃないかと思う。


車で15分ほどのところに、キノコを専門に栽培している工場がある。

 

ここのキノコは、揃ってきゅっと身がしまり傷がない。
大きいのや小さいのがたっぷり入っている「ご家庭用」袋を一つ買うと、
遠慮無用の濃いキノコパスタが作れる。

 

トーベ・ヤンソンの絵に出てくるような姿のエリンギを使い、
蒸しダコとエリンギのパスタを作ってみた。

 

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大掃除で出てきた中鉢。自分用にとっておいたもの。
ナスの素揚げやトマト、ピーマン、ズッキーニを使った夏料理が似合いそうだと思って

作ったものだ。一口ドーナツを盛っても、ピンク色が映えて可愛い。

 

キノコは薄く斜め切りにして、オリーブオイルとアボカドオイルでまぶしておく。
蒸しダコは一口大に切ったものを更に3mm位の厚みに切り、
にんにく・スモークパプリカ・タラゴン・スリーカラーペッパー・塩を

混ぜた香辛料と合わせ、5分ほどおく。
キノコをフライパンに入れ、火をつけて中火で炒め、しんなりしてきたら
香辛料でマリネしたタコを入れて強火で火を通し、水分をざっと飛ばす。
茹でたパスタと混ぜ合わせて盛り付け、好みでパセリや粉チーズを振って出来上がり。

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夏の本当の終わりから秋の始まりに胃袋が欲しくなるもの

器を作っているのだから、
毎年毎年、食器棚に何かしら茶碗がたまるのは当たり前。
いつまでも入れ放題というわけにもいかず、
いよいよ整理が必要になった。


皿、鉢、カップ、注器(どういうわけかやたらに多い)の類…。
要る物と要らないものを分けて、なんとか残しておきたいものを選ぶ。
その中で、ひときわ重量感あふれる器がある。
随分と前に作った長皿で、土物のざらっとした肌に銀彩で薔薇の実を描いた作品だ。
魚一尾がきちんとのるサイズなので、魚皿と言えるし、
変わり寿司やプチケーキも、正月料理を盛るのにも使える。

 

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しかしここ数年、食器棚の隅で出番のないままだった。
久しぶりに手にとって見てみると、頭の中にのせたい料理があれこれ広がってくる。
自分に宿る「本能の食育」に成果があらわれ始めた?

 

これにもそれにも(本当に)使える器というのは、たぶんそんなに多くはない。
実際に料理を作り盛ってみても、相性に疑問が残れば2度目の出番はない。

食べたいものとそれをのせる器の関係。
ずーっと、同じではいられない。
でも、これを食べるならこの器で、といつでも思えるものが作れたら最高だ。

 

夏の本当の終わりから秋の始まりに食べる
二種類の鳥手羽グリル

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何が欲しいかは、体に聞く。

熱を取るスパイスやハーブと疲れを回復させたいクエン酸、
そのくせ冷えの残る体を温めたい調味料とエネルギー増進の薬味も必要らしい。

 

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手前:温めの味付け、ニンニク、みりん、コチュジャン。

奥:熱取りの味付け、クミン、グリーンペッパー、ミント、塩レモン。

 

過去に作った器を振り返れば、
「ああすれば、こうすれば、、」の反省と手直しのくり返し。
それは「より魅力的な器を作る新しい目標」にもなる。

 

深まる秋、活発になってきた胃袋に導かれどこへ行き着くのか?
これからの季節を楽しみにしたい。

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鳥おどる竹コンパス

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器に円を描くとき、着物や提灯に紋を入れるとき、
職人たちは竹製のコンパスを使う。

 

別名「ぶんまわし」と呼ばれるこのコンパスは、
ひとつひとつ自分に合ったものを手作りして使う
昔からある道具だ。

 

ワンクリック・ワンタップで何でも手に入るのが当たり前になった世の中だが、

店先には並ばない。

 

学生の頃にテキストの中にこれを見てから、もうじき20年になる。

 

ようやく、この夏つくることができた。

 

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作品展は、無事終了いたしました!

今年も無事に西荻での作品展を

終了することができました!

 

会期中ご来店いただきました皆様に、

心より感謝申し上げます。

 

爽やかな初夏の西荻を

存分にお楽しみ頂けましたでしょうか?

 

土日のチャサンポーでは、

人・人・人!の波に押され、

十分な作品のご案内ができないこともありました。

失礼がございましたら、何卒ご容赦下さいませ。

もし、お尋ねになりたいことなどございましたら、

ホームページの’お問い合わせ’より、

遠慮なくご連絡いただければと思います。

 

世界のことわざや、動物のことわざについて書かれた本などから

面白そうなものを選び、絵付けを試みました。

 

説明カードを添えて、絵の内容がわかるように。

 

「二頭の豹が同じ森を歩くことはない」= 同じ場所に二人の権力者は共存しない

もともとはアフリカの諺ですが、インドの2頭の豹(色の濃い豹と薄い豹)を描いてみました。

お皿の絵はインド・ネパール・チベットの境を表した地図で、豹の生息地でもあります。

 

蝶々の薄板皿は、和菓子に。とても古い和洋の筆記具とそれに関連する植物を絵付してあります。

書いたり、描いたりが好きな方の技能上達祈願に。

 

展示作品の一部は、引き続き西荻FALLさんで販売中です。

今回ご来店いただけなかった方も、

お時間がございましたら、どうぞ覗いてみてください

(豹のカップとソーサー、置いてます)。

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「生きものことわざ小磁展」がはじまりました。

昨日より西荻FALLさんでの作品展、「生きものことわざ小磁展」がはじまりました。

およそ100点の小ぶりな染付磁器の器やねこ人形を展示販売中です。

 

食卓に並んだ器から、忙しい毎日に「考える」あるいは「振り返る」きっかけが生まれたら、、
という思いからことわざ食器を作りました。

 

器に描かれたイメージに、今日何を盛り付けますか?

軽やかなダンスステップを踏む思考の行く先を見とどけてみたら、

出来上がった料理の中に、自分の「今」が見つかるかもしれません。

 

'誰でも狂気の小枝を持っている'(イタリアのことわざ)

 

羽毛のようなメロディーを生み出したい!、達筆になりたい!、生き生きした絵が描きたい!など

「書く・描く」にまつわる器や、日頃使う器に添えると’料理の文脈’を整理できる(かもしれない?)

英語の句読点豆皿もあります。

 

左より時計回りに、「アセビと万年筆」、「鉛筆とバラ」、「梅の花と筆」。

 

左より時計回りに、'フルストップ'、'ハイフン'、'クエスチョン'、'フォーワードスラッシュ'。

 

6/4(日)まで催しています。

初夏のお散歩がてら、どうぞ西荻に遊びにいらしてください。

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サファイアのターバン用ボタン

先週のこと。

 

首を長〜くして待っていた 王冠 大英自然史博物館展 恐竜 を観覧しに、

上野へと足を運びました電車桜

 

古めかしもの好きには、たまらない展示ですハート


その日は春休み真っ只中の週末で、

案の定、展示室はどこもかしこも大人と子供でぱんぱん。

 

前売り券を買うと「ポケットガイド」という小さなブックレットがもらえるのですが、

長い列に並び、スローロリスのような速度で移動する中、

これがなかなかの威力を発揮してくれました。

 

第一展示室をちまちまと移動中、ポーンっと目に飛び込んできたのが、

下の「サファイアのターバン用ボタン」

 

これはひょっとして、、

「高貴なインディアン・カリーの皿」に登場する

おサルのターバンについている飾りと同類のものでは!?

 

直径4cmくらいでしょうか、厚みのあるブローチといった風情。

こんなにボリュームがあるなんて、想像してなかったなー!

ターバンを頭に巻き、豪華な宝石ボタンやパールの数珠で飾って馬に乗り走るとは!

昔の王侯貴族を侮るなかれ。おしゃれとは、威厳とは、「耐え鍛える」こと…。

 

「大英自然史博物館展」出品目録、ポケットガイドより

 

「高貴なインディアン・カリーの皿」より

 

これまで昔話や絵画からしか知りえなかった装飾品を

思いがけず直に見ることができて、ちょっとドキドキしたひと時でしたきらきら

 

 

 

 

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ビオラ、もしも、やけ?

急に寒くなり、

足がジンジンしてきているなーと思っているうちに、

しもやけができてしまった!

毎年「何事もなく」というわけにはいかないらしい。

 

きょうは先日ホームセンターで見つけたシリコンオイルきらきら

手回しと電動ロクロにさして、試運転。

 

するーり、静音。すばらしい。

 

シリコンオイルはゴムやプラスチック保護にも使えるので、

電動ロクロにはぴったり。

粘性のあるシリコングリースも良さそうだ。

こういう素敵な商品がHCには数えきれないほどある。

何時間いても飽きない。帰るタイミングを失う。

アスファルトの屋根瓦とか、プラチナ磨きシートとか、

アルミのダクトジョイントとかとか。

ふぃーん(うっとりと、ため息)。

 

いま、句読点について書かれた本を読んでいる。

句読点はありがたく、面白い。

打ちかた一つで意味が幾通りにも変化する。

 

正しく打ったと思ったら、間違っていた。

正しく打っているのに、間違って理解された。

 

そこかしこにあふれる「雰囲気」重視の文句や

字数制限でヘンにカチカチの文章の渦に

わたしたちはくるくると吸い込まれ、

本気の意思疎通がままならない。

 

点と丸。

小さな記号だが、

書き手と読み手の視界を操る

大切なサインである。

 

 

さいきんのわたしは、どんな?豆だ!

 

 

 

 

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春一番、うつわの旅立ち。

1月が終わり、もうすぐ立春。

 

ご依頼のあったうつわや粒ねこ人形など各地へと旅立ちます。

 

春の風に乗って、いってらっしゃい。

 

インド貴族のお猿が凛々しいカレー皿に、たくさんの具を入れられるシロクマのスープボウル。

 

粒ねこ変化。叶結びに似た飾りに、、、

海の幸が!おめでたい文様がいろいろ。(ただいま鎌倉shironekoさんに移動中・・)

 

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「猫な柄の磁器展」、残り2日間となりました。

鎌倉長谷shironekoさんでの展示も、

残すところ2日間となりました。

 

今週は激変!の天候で、

お出かけしづらい一週間になってしまったかもしれません・・。

 

お時間の都合がつきそうでしたら、

この土日に、ぜひ、遊びにいらしてください。

 

私は先日の勤労感謝の祝日に、

shironekoさんにお邪魔し、店主の武田さんや店番猫のしろちゃんと

くつろいだ時間を過ごしました。

 

長谷を訪ねたのは今回が2回目。

鎌倉界隈は、徒歩で十分移動できます。

歩いてみると、まぁ、なんと食べ物やさんが多いこと!

長谷寺、大仏、極楽寺、文学館など歴史的名所の間に、

初夏のタケノコのように

カフェやベーカリ、ケーキ・ショップに老舗の和菓子店が

ひしめき合っています。

お昼にクローバーリーフさんのパンプキンパイのアイスクリーム添えを、

午後のお茶にベルグフェルドさんアールグレイティーいただきましたが、

どちらも美味しく、とても素敵なお店でした。

 

散策は、本当にお天気が頼りです。

今日はなんとか晴れ間を味方にできそうです。

お近くにお出かけの際は、

どうぞ長谷という町の雰囲気をのんびり楽しんでみてください。

 

shironekoさん

細い路地をちょっと中に入ったところにあります。

白い木製の看板が道路に出ていますので、それを目印に。

 

店番ねこのしろちゃん

マイペースで営業中。

 

しろちゃん、クッションや家具の色と調和しています。オサレ。

器の色とも。

 

大きめの皿から小ぶりな鉢や小皿などの食器を作りました。

これからの季節、人と集うことが多くなりますね。

サプライズ!がめっぽう好きな方、自分や誰かの心にぽっと火を灯してみたい方、

ねこパワーにあやかりたい方に、オススメです。

 

なんだ?!コレ?、と思ったら、武田さんに尋ねてみましょう。

深く疑問を持ったら、tarrie wooまでどうぞ。

 

大仏様、おわします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「猫な柄の磁器展」のうつわ、その三。

湯呑いろいろ。

 

=湯呑=

 

猫空中飛行の湯呑

サイズ:直径65mm 高さ82mm 重さ180g ※手作りのため多少の差異がございます。

この一年、印象に残った旅はありますか?猫さん達とともにのんびり振り返ってみてはいかがでしょう?

 

 

仲良し猫の湯呑

サイズ:直径69mm 高さ70mm 重さ180g ※手作りのため多少の差異がございます。

しっかりとした作りで、きれいな白色の磁器肌に緑茶が映えます。

 

彫り文様の染付湯呑(猫)、(兎)

サイズ:直径100mm 高さ55mm 重さ120g ※手作りのため多少の差異がございます。

 

内側の釉薬と外側の釉薬の色が微妙に異なっています。

外側の方がやや黄緑がかった、温かみのある色合いです。

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