作品展、はじまりました!

本日より、西荻FALLさんで展示がはじまりました!

 

およそ100点、

「おおらかめ」を心がけて制作を試みた作品が

並んでおります。

 

お天気は今一つですが、

お時間がございましたら、お出掛けくださいませ。

 

ライ麦が黄金色に色づく季節には、穀物の神「狼」に豊穣の祈りを捧げる。

人々はむやみに畑に入ってはならないという。

 

日本の四季を方位をあらわす八卦と重ねて。東西南北にはそれぞれに位置する干支と、

「農」に関わる春夏秋冬のモチーフを。東には春大根とうさぎ、西には稲穂と鶏、

南には馬と柑橘。北には炎と鼠。

 

星座の起源は、メソポタミア文明の時代にまで遡る。紀元前3000年頃に、現在のイラクで

おそらく牧畜に関わる民が、季節を知るための手段として星座を用いたのだろう。

伝説の英雄、神話に登場する人物、神を生きものに見立てることで、星は夜空を彩る

無数の点ではなくなった。フェニキア(現在のシリア、パレスチナ)を経由して、

ギリシャの人々の暮らしにまで溶け込んでいった。

ローマ神話に登場する運命の女神「フォルトゥーナ」は、ひょっとすると太陽や月の

運行にも影響を及ぼしていたかもしれない。人間の力ではどうすることもできない自然の

脅威が、科学にも解明できない目に見えない何か(誰か)によって操作されていたとしたら

どうだろう。

 

春から夏にかけて咲く、色とりどりの花たち。

アイリス、バラ、カーネーション、ピオニー、リリー。

一二週間のうちに入れ替わる花の見頃は、ぼんやりしていると

あっという間に過ぎてしまう。

 

鹿トアラバ、、秋萩、紅葉、時雨、、。

 

花を生けられる小さな花器。

食卓に上る料理に合わせ、季節の草花を添えて。

 

白鳥の北帰行

熊の目覚め

昔の狩人

 

「北国の春」には「微動」という言葉がぴったりだ。

流氷が去る「海明け」。

日中の寒さが緩んで、屋根から垂れる氷柱が溶け始め、

それが夜間にまた固く凍てつく。

小さく小さく春に向かって動いている。

白鳥がシベリアへ帰る時期になると、雪で厚く覆われた山々に、

黒く何かの文様のように抜けたところが出てくる。

文様は人のようであったり、馬や鳥のようにも見えたりする。

その生き物の「しるし」で、一年の農作物の出来がどうなるかを占い、

森がようやく再生し始めたとわかる。

ブナに芽吹く小さな緑の葉は、熊を冬眠から目覚めさせ、

冬場に出産した母熊は子を連れて穴から出てくる。

雪国に暮らす狩人は、熊狩りの時期を逃さない。

うまく撃てないことも、もちろんある。そこは辛抱強く時を読む。

熊は霊獣であり、神聖で大きなパワーを備えている。

人々は「熊汁」としてその力を体内に取りこみ、

一年丈夫で乗り切るれるよう祈る。

山にぜんまいが生え始めると、農作業を開始する合図。

本格的な春の到来だ。