釉薬作り

ガラゴロとポットミルを回しながら自分で作る釉薬のよさは、
粘土となかよく焼きあがってもらうための工夫ができること。

使う粘土と馴染みのよい原料を選んだり、
天然素材と合成素材を上手く組み合わせてみたりと、
くすりの中味を自分で把握して調合することにより、
市販の釉には無い独特の釉調が生み出され、
作品としてよりまとまりのある姿にしてくれます。

時間も根気も、それなり要求される作業で
その上、失敗しても当たり前(と思っています)。
とにかく目標を決めたら、地道にゴールにたどり着くまで頑張るのが一番です。
失敗も、のちのち成功?に転じるおまけもあったりするので、
それも楽しみの一つかもしれません。

間をかけて調合した釉が、安定して美しく仕上がったときは、
なんとも言えない喜びと愛着が湧きます。


いつも使用している天草陶土に相性のよい、陶石だての透明釉を作りました。
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原料はあらかじめ別々にポリ袋に量って入れておきます。
粒子の粗いもの(今回は陶石粒)から時間をかけて、ポットミルで磨っていきます。
粒子の粗く硬いものから始めて、細かく磨れてきたところで、
順々に次に硬め・粗めの原料を足して回します。ポットミルの大きさが
投入する原料の量に対して小さい場合は、細かく磨れたものを一回フルイで
漉して、漉し切れなかった原料につぎ足しながら磨っていきます。

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電動ロクロにミルラックという器具を取り付けて使います。原料・水・玉石
投入した
ポットミルを、器具にのせて回転させます。

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ロクロを低速で稼動させているため、磨る時間がどうしても長くなります・・・。
今回は10kgの釉薬を作りましたが、そのうちの陶石を100%磨りきるのに、2日間程を要しました。
磨る時間を短縮するためには、粗めの原料は、あらかじめ金槌などで細かく砕いておくという下準備も必要です。

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それでも残ってしまう粒子には、、

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ポットミルのサイズを替えてもう2時間。

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それでも残る粒子!は、最後の手段、乳鉢で手磨り。

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これでやっと完了(腕が疲れます・・)。