ほっ、としました。

西荻での展示が、無事終了いたしました。

会期中お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

毎年この季節を一年の仕事の節目にしています。

これが終わると、一年の約半分が過ぎたことになります。

 

いろいろなことを考えます。

そして、やることがまだまだあったなーと、

し足りなかったなーと、

反省します。

 

ゆとりと遊びの気持ちが詰まった風船が飛んでいかないよう、

紐をしっかりと握って、仕事を続けたいです。

 

麦秋至る(ムギノトキイタル)ー 小満(末候)5/31-6/4

展示期間中、家の近所を散歩したら暦通りの風景が広がっていました。

 

週末のチャサンポーに、なんとか間に合った作品説明。小皿の裏をひっくり返すと、

絵付の文字の意味が書かれています。季節に合わせて使い分けると、

昔の暦をより身近に感じていただけるかもしれません。

 

「猫のふり出し」。なぜ猫か?との疑問にも答えられるようにしました。

 

ヨーロッパの季節感も取り入れて。中世期の12か月を表した豆皿は、興味を持って見て

くださった方が多く、とても嬉しかったです。現在の日本でも、地方によってはこの頃の

暮らしと類似した風景が残っています。

 

唐津陶土と長石釉の組み合わせは、ちょっとしたマジック。

使い慣れている方はおわかりだと思うのですが、器の表面を水でぬらすと、

下絵がよりはっきりと浮き出てくるのです。

使い込むうちに、貫入に色が入って、使用前の姿とは異った様子に

なってゆくことでしょう。この変化をぜひ楽しんでいただければと思います。

 

お名前をいただきました方々には、後ほどご挨拶させていただきたいと

思っております。

 

来年、また西荻でお会いできますように。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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展示品、なんだ?

本日のお天気は、曇り空から雨が降ったり止んだり。

時折青空も見え隠れしています。

 

初日にご来店いただきました皆さま、どうも有難うございます。

 

平日は比較的ゆっくりご覧いただけると思います。

どうぞのんびり眺めていってください。

 

猫のふり出し。茶道で用いられる小さな金平糖を入れる菓子器をイメージして。

円柱状の粘土の塊から、ひとつひとつ削り出して制作。そのため猫の姿や表情は、

様々(犬のように見えたりするものも?)。

内側には透明の灰釉を、外側にもごくごく薄い釉を。

 

農民の天候のことわざの中には、

語り伝えられてゆくうちに徐々に洗練され、

「詩」の域に達したものがある。

 

神の恵みと四月の天気

女心とばらの花

すごろく遊びにトランプは

信ずるものに運が向く

 

ヨーロッパの4月は天気が変わりやすいことから、

移り気な女心とすごろくやカードゲームの運にたとえられた。

ここにぜひ「猫の気まぐれ」も加えてみたい。

 

後ろ姿。

横から見た様子。

 

 

日々の務め、中世期の12か月。

(左上段より)1月:農閑期。食べる、温まる。2月:畑仕事、始動。土起こし。

3月:剪定。4月:種まき、植え付け。

(左中段より)5月:緑の枝を手にする。持っていないところを見つかると、

顔に水をかけられる。6月:囲い作り。家畜に草を食べられないようにする。

7月:干し草刈り。8月:麦の収穫。

(左下段より)9月:殻竿で、脱穀。10月:種まき。11月:イノシシ屠殺。

12月:パン焼き。

 

てひねりで制作。絵付けの雰囲気に合わせておおらかに。

 

 

 

 

 

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作品展、はじまりました!

本日より、西荻FALLさんで展示がはじまりました!

 

およそ100点、

「おおらかめ」を心がけて制作を試みた作品が

並んでおります。

 

お天気は今一つですが、

お時間がございましたら、お出掛けくださいませ。

 

ライ麦が黄金色に色づく季節には、穀物の神「狼」に豊穣の祈りを捧げる。

人々はむやみに畑に入ってはならないという。

 

日本の四季を方位をあらわす八卦と重ねて。東西南北にはそれぞれに位置する干支と、

「農」に関わる春夏秋冬のモチーフを。東には春大根とうさぎ、西には稲穂と鶏、

南には馬と柑橘。北には炎と鼠。

 

星座の起源は、メソポタミア文明の時代にまで遡る。紀元前3000年頃に、現在のイラクで

おそらく牧畜に関わる民が、季節を知るための手段として星座を用いたのだろう。

伝説の英雄、神話に登場する人物、神を生きものに見立てることで、星は夜空を彩る

無数の点ではなくなった。フェニキア(現在のシリア、パレスチナ)を経由して、

ギリシャの人々の暮らしにまで溶け込んでいった。

ローマ神話に登場する運命の女神「フォルトゥーナ」は、ひょっとすると太陽や月の

運行にも影響を及ぼしていたかもしれない。人間の力ではどうすることもできない自然の

脅威が、科学にも解明できない目に見えない何か(誰か)によって操作されていたとしたら

どうだろう。

 

春から夏にかけて咲く、色とりどりの花たち。

アイリス、バラ、カーネーション、ピオニー、リリー。

一二週間のうちに入れ替わる花の見頃は、ぼんやりしていると

あっという間に過ぎてしまう。

 

鹿トアラバ、、秋萩、紅葉、時雨、、。

 

花を生けられる小さな花器。

食卓に上る料理に合わせ、季節の草花を添えて。

 

白鳥の北帰行

熊の目覚め

昔の狩人

 

「北国の春」には「微動」という言葉がぴったりだ。

流氷が去る「海明け」。

日中の寒さが緩んで、屋根から垂れる氷柱が溶け始め、

それが夜間にまた固く凍てつく。

小さく小さく春に向かって動いている。

白鳥がシベリアへ帰る時期になると、雪で厚く覆われた山々に、

黒く何かの文様のように抜けたところが出てくる。

文様は人のようであったり、馬や鳥のようにも見えたりする。

その生き物の「しるし」で、一年の農作物の出来がどうなるかを占い、

森がようやく再生し始めたとわかる。

ブナに芽吹く小さな緑の葉は、熊を冬眠から目覚めさせ、

冬場に出産した母熊は子を連れて穴から出てくる。

雪国に暮らす狩人は、熊狩りの時期を逃さない。

うまく撃てないことも、もちろんある。そこは辛抱強く時を読む。

熊は霊獣であり、神聖で大きなパワーを備えている。

人々は「熊汁」としてその力を体内に取りこみ、

一年丈夫で乗り切るれるよう祈る。

山にぜんまいが生え始めると、農作業を開始する合図。

本格的な春の到来だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今年も初夏の西荻で!

ふりだし

 

おしらせをする間もなく、どんどん時間が過ぎて、、、

 

なんと来週の水曜日から毎年恒例西荻FALLでの展示が始まります!

 

今回は唐津の白土を使って、器や小さな人形、花器などを作ってみました。
器に施した絵付けの多くは、日本やヨーロッパの地方で暮らす人々が
四季の移り変わりに、独自の行動の目安として用いてきた
自然歴や農事歴などを参考にしています。

 

人々や生き物の営みが季節とどう関わっているのか、
作品の上に現れた「しるし」は、ほんのひとかけらに過ぎませんが、
見たり考えたりしながら、楽しんでいただけることを願っております。

 

お時間がございましたら、どうぞ西荻FALLまでお立ち寄りくださいませ。

 

6/2、6/3は在店いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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春の納品情報

先日、東京方面に春の器を納品してきました。

 

出島猫自慢

うちの子が一番!「猫自慢」の湯呑(西荻FALL)に、

 

のびのび動物

きゅぃーんと「のびのび」する動物の湯呑(中野OHASHI)、

 

騎士のコップ

祈りを捧げる「騎士のコップ」(西荻FALL)や、

 

小鳥とぶどうの大鉢

多産や豊潤を象徴する「小鳥とぶどうの大鉢」(中野OHASHI)、

 

そして、ロマンあふれる「古地図の深鉢」(西荻FALL)など。

古地図深鉢

 

古地図深鉢2

 

その他にもいろいろと納めてきましたので、

春のうららかな休日に、お花見の寄り道に、

足を伸ばしていただけましたら、大変嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

夢のあるうつわ

古地図

 

鎌倉での一ヶ月展示もあと五日。

年明けから極寒の厳しい冬を通り抜け、

ようやく梅の花が咲き出す陽気に突入。

心はずっとマラソンをしている気分だ。

 

あともうひと越えするべきうつわの山と、

いま、格闘中だ。

 

手の中に広がる世界に

ワクワクしたり、夢見心地になったり。

 

そんなうつわが作れたらと思う。

 

 

 

もうすぐ出番!

窯出し

本焼成がようやく終わり、無事窯出しが済んだところでカシャッ。

まだアツアツほっかほっかのお皿たち。

 

つくし猫

酒器にもなりそうな筒型の湯呑です。

光がちょっと足りてなくて、画像がザラっとしてしまいました。

ぼんやりした染付の具合は間違っていないのですが。

つくしが猫雲に、猫雲が三毛猫に、、。

笹にパンダ、いえいえパンダネズミがうずくまっています。

裏にはふくら雀飛んでいます。

 

潜水シロクマボウル

潜水するシロクマのボウル。

スープの中で泳ぐ姿がお楽しみになっています。

 

作品たちは明日鎌倉に向けて出発!

引き続き冬の器展をどうぞよろしくお願いいたします。

ねこ盛りな飯碗

猫茶碗1

 

寒さの厳しい中、「ありそうでない、ふふふの贅沢」冬のうつわ展へ

足をお運びいただき、本当にありがとうございます。

 

小さな福は見つかりましたでしょうか?

 

さて、展示はまだまだ続き、今月25日までやっています。

 

次の納品作品を、ちょっとご紹介、、。

(と言っても、まだ絵付け中ですが!)

 

普段使いのほのぼのとした器をイメージして作った

お揃いの飯碗と小皿。

 

春の香りを連れて、にゃー。

キリリとした猫を飯碗にぐるりと盛ってあります!

猫茶碗2

 

猫柄のほか、千鳥と漂う雲のセットもあります。

 

これらの追加納品は、今月3週目週末くらいになりますでしょうか、、、。

 

無事に焼き上げてshironekoさんの元へお届けできるよう、頑張るゾー!!

 

新年の窯出し

 

あけましておめでとうございます

 

あたらしい年に、たくさんの願いが叶いますように!

 

 

師走のダッシュ

 

12月も後半に近づくと、

ひたすら機械のように線を描いて、濃をして、チェック。

 

ウィンタースポーツを楽しむ猫。

 

作りての焦りは何処へやら??

おっとり春の近づきを感じさせる佇まい。

羊飼いの湯呑。

 

いろいろと焼き上げた器は、今月中に東京や鎌倉へと旅立ちます。

 

店番猫さんは、大晦日迫る夕暮れに孤立ストレスがピークに達したせいか、

家中を病的に嗅ぎまわる異常行動を3時間ほどとり続けました。

目の焦点が定まらず、家族の呼びかけにも反応しません。

うろうろと、初めて来た場所のように匂いを嗅いで落ち着かない様子が

続きましたが、トイレで用(大きい方)を済ませると、

今度はテーブルの下にうずくまって、じっとしています。

それから1時間ほど経ったところで手足を伸ばし始め、

こちらの呼びかけに、ようやく反応するようになりました。

「いつもの店番猫」に戻るまで、まる2日間かかりました。

高齢猫ゆえ、ついにアルツハイマーか?!、脳に異常が起きたか?!

と目の前が真っ暗になりましたが、ひとまず元気になってくれて

本当に良かった。(その後も、いつも通り元気にしています)

 

仕事も息が詰まらないよう、

まわりにマイナスオーラが伝染しないよう

心がけないといけませんね。